RPAに期待する効果とは?

最近では、働き方改革の推進が進み、残業時間の削減や有給休暇が取得しやすくなるなど、従業員の労働環境が整備されつつあります。

しかし、企業にとっては少子高齢化による労働人口の減少も相まって、少ない人員で残業させることなく売上を伸ばしていかなければならないという課題に直面しています。

そこで、課題を解決する手段として注目されているのが「RPA」です。

RPAを導入すれば、労働生産性を向上させるとともに業務の効率化も期待できます。

RPA(Robotic Process Automation)は、ホワイトワーカーが行うデスクワークなどの単純業務を、ソフトウェアロボットが代行する仕組みを指します。

RPAは、標準化された業務との相性がいいとされており、例えばデータの収集・入力作業などを得意としています。

近年、業務生産性を向上させるテクノロジーとして大きな注目を集めており、RPAを導入する企業は今後さらに増えるでしょう。

ここでは、RPAを導入することで期待できる4つの効果についてご紹介します。

●導入による投資対効果

RPAを導入することで、様々な効果を期待できます。

特に現場の「業務時間削減」につながることがとても魅力的だといえます。

RPAを運用・維持するためにコストは発生しますが、人件費と比べランニングコストを抑えられ、今までホワイトワーカーが行っていた事務業務などをRPAが担うことで、売上を上げる活動や別の業務に時間を充てることができます。

また、繁忙期であっても、RPAがあれば残業の発生や人員の確保に頭を悩ませる必要もなくなります。

さらに、RPAに新人研修や実務研修は必要ないため、稼働までのリードタイムも不要となるのです。

●業務品質の向上

RPAは、人が行った作業よりもミスなく処理してくれることも魅力的なポイントです。

RPAを活用すれば、ロボットが指定したルールに基づいて業務を処理していくため、ミスが発生しません。

ミスが発生しないということは、ダブルチェックなどの手間も省くことができるため、業務全体の流れがスムーズになります。

さらに、人は集中力によって業務スピードが変化してしまいますが、RPAはロボットであるため24時間休むことなく稼働し続けても、業務スピードが落ちることはありません。そのため、大幅な業務効率化が期待できます。

●労働環境の改善

現代の日本は、少子高齢化に伴う労働人口の減少が深刻化しています。

また、働き方改革の施行により労働時間の見直しが行われているため、企業は従業員の長時間労働をなくし、少人数かつ短い時間でも業務が回せるよう工夫していく必要があります。

RPAを活用すれば、入力、集計などの単純作業は人から切り離すことができ、従業員の負担を大きく軽減することができます。

ミスが許されない作業をRPAに任せることで、精神的プレッシャーから解放されるというメリットもあります。

また、RPAに任せることができない複雑な業務に集中し、スキルを向上させていくことは従業員の業務に対するモチベーションが高まるきっかけにもなります。

従業員のモチベーションが高まれば、離職率の低下や商品・サービス品質の向上も期待できます。

●理想の人員配置

「RPAの導入で仕事量が少なくなると、リストラされてしまうのではないか」と不安に思う方もいるでしょう。

しかし、RPAを導入したからといって、すべての仕事がなくなるわけではありません。

RPAは、単純業務では抜群の効果を発揮しますが、それ以外の複雑な業務を得意としません。

したがって、単純業務をRPAに一任し、従業員には顧客とコミュニケーションを取ったり、アイデアを出したりする業務に集中させることができるようになります。

顧客とコミュニケーションの時間を多く取ることは、契約成約率や既存顧客の満足度の向上が見込めるため、本来は何より優先すべき業務です。

これまで、単純業務に時間を取られてカバーできていなかった企業は、RPAによってコア業務に人員を割り振ることができるようになるため、より戦略的な経営を行うことができるようになります。