DX実現へ向けて、企業はどんな対応をするべきか?

●ビジネス戦略から立て直す

DXを実現するには、デジタル技術を活用することで、ビジネスをどのように変革していくかを定める必要があります。

既存のシステム・既存の技術を前提に開発を行ってきた企業にとって、DXの優先順位を見極めることが極めて重要です。

ビジネス戦略を見直し、刷新すべきシステムを把握、具体的な戦略を練ることで、DXの実現に近づきます。

●クラウド化・モバイル化を実施

情報環境面・コスト面からもクラウド化を実施することです。

DXの実現には、膨大なデータが必要です。

老朽化したシステム、特にオンプレミス型システムによるデータ収集では限界があります。

しかし、システム基盤をクラウドサービスにシフトすれば、柔軟性・拡張性の高いシステムとして、大規模な開発環境の構築も容易に行えるうえに、初期投資はもちろんランニングコストも抑えることができます。

そして、クラウド化とあわせて、モバイル化も実施しましょう。

従来のITシステムはPC利用を前提に構築されてきました。

しかし、昨今のモバイル機器はPCに匹敵する進化を遂げており、モバイルでシステムを利用するケースも増えています。

●RPA・AI等の技術を取り入れる

社内の生産性を向上させるシステムとして「RPA」があります。

RPA(Robotic Process Automation)は、ホワイトカラーの業務を自動化し、生産性向上を果たすことができるシステムです。

RPAの強みは、スピードと正確性です。

ルールが決まった単純業務を自動化することに向いています。

RPAで削減できたマンパワーを他の領域に充てることで、生産性の向上と経営の改善を図ることができます。

また、膨大なデータを収集し、統合・分析することで、業務に反映させることができます。

集めたデータから価値を見出すには「AI」技術を取り入れるのがおすすめです。

データの収集・分析をマンパワーで行うには限界がありますが、企業がAIを活用し、AIが学習することで、ビジネスモデルへの応用範囲を広げることができます。

RPAやAIを活用することで、社内の業務効率化からサービス・ビジネスモデルの変革を実現し、競争力の優位性を確立できるのです。

ただし、RPAとAIは全くの別物です。

「AIで判断し、RPAで実行する」ということは現状ではできません。

AIはまだまだ中小企業が実務的に使用するのは現実的ではないかもしれません。