RPAの無料トライアルを試して分かる課題点

無料トライアルを試してみると、RPAの導入における自社の新たな課題を発見することがあります。

ここでは、「ツール利用者が属人化する」「業務フローの変更が起きやすい」「本当に活用できるか心配」という、代表的な3つの課題についてご紹介していきます。

●RPAの利用が属人化する

RPAのロボットを作成するには、複雑なプログラミングスキルは必要ないものの、基本的なプログラミング知識が必要となります。

社員のほとんどがプログラミングの知識があるという場合は別ですが、一般的にプログラミング知識のある数少ない社員のみがRPAを利用するという属人化の問題が発生してしまいます。

利用が属人化してしまっていると、何かトラブルの際にすぐに対応できなかったり、誤った対応をしたりしてしまいます。

そのため、RPA利用の属人化を防ぐためにも、無料トライアルで仕様をよく確認しましょう。

RPAによっては、本格的なプログラミングスキルがないと利用が難しいものもあり、少数の社員しか扱えなくなる危険性を持っています。

導入しようとしているツールは自社の社員が誰でも使えるものか、よく確かめてから導入すべきです。

●業務フローの変更が起きやすい

無料トライアルを試して実際にロボットを作成してみると、1度作ったロボットの業務フローに追加のフローを作ったり、変更したりという場面が起きやすいことが分かります。

例えば、「入力資料抽出→管理票記入→案件登録→承認」といったロボットの業務フローがある時に、承認の位置をずらしたり、新たに発注書作成の工程を加えたりといった具合に、1度作った業務フローに変更を加えることは良くあります。

そんな時に、修正を行う操作が複雑なRPAツールを使用すると、気軽に変更や追加を行うことができず、完成度が低いロボットのままになってしまいます。

したがって、1度作ったロボットに変更を加える際にも、簡単にかつ直感的に修正ができるRPAツールを選ぶと良いでしょう。

●本当に活用できるか心配

実際にトライアルを試してみることで、本当にPRAを活用できるのかどうか心配になるケースもあります。

実際にトライアルを試してみると、ロボットを比較的容易に作れる社員や全くロボットを作り上げることができない社員など、取り組めるレベルはさまざまです。

全体のRPA技術レベルを向上させるためにも、苦手な社員たちのためにどういった施策を打つかがポイントとなります。

具体的な対策例を挙げると、RPAを使いこなせる社員を各部署ごとに1人置くといいでしょう。

各部署から1人社員を出し合ってRPA専門チームを作り、研修などを通してスキルアップを図ります。

ある程度RPA専門チームのスキルアップが図れれば、各部署でRPAを使いこなせるようになるでしょう。

また、このような体制を組むことで、RPAを使いこなせない社員のスキルの底上げもできるようになり、全体のRPA技術レベルが上がります。

全体の技術レベルが上がれば、RPA導入後もスムーズな運用ができるようになるでしょう。