
事業承継へ向けた「見える化」「磨き上げ」のなかで生産性が低いこと、業務フローが明確になっていないことなどから、事務職の生産性向上へ向けた施策を検討している時にRPAと出会い、弊社が推奨している「ロボパット」と出会いました。
そして、顧問先様や受講生の方を中心に導入が始まり、喜んでいただいております。
そこで「なぜ、中小企業でもRPA導入が必要なのか」を改めて解説します。
●2025年の崖
経済産業省が「2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性がある」と発表。
複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残存した場合に想定される国際競争への遅れや我が国の経済の停滞などを「2025年の崖」と言っているのです。
2025年までに予想されるIT人材の引退やサポート終了などによるリスクの高まりなどがこの停滞を引き起こすとされています。
IT人材の需要と供給(2016年)~深刻化する技術者(SE)不足~
2015年 【需要】 109.0万人
【供給】 91.9万人
2020年 【需要】 129.2万人
【供給】 92.3万人
2030年 【需要】 164.6万人
【供給】 85.7万人
つまり、社会で動かしたいシステムの半分しか稼働しなくなるのです。
これからの中小企業の多くは「社会的に重要なシステムが優先され、自社エンジニアは採用できない」「外部エンジニアは自社のシステム運用の面倒を見てくれない」という前提で企業経営を考えなければならない時代に入ったのです。
●DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
欧米では、「進化し続けるITテクノロジーが人々の生活を豊かにする。」と定義。
日本では、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義されています。
しかし、理想はあっても日本企業のDX的課題があります。
・旧システムはこれ以上、更新・改良されない。
・システムのことは外注に丸投げで社内にわかっている人がいない。
・新たな商品・サービスの何が良いのかわからない。
・全体像や業務フローを把握して業務改善・最適化を図る役割の人がいない。
・これからどうするかを決める人がいない。
以上のような課題を解決するためには、業務部門が、IT部門に頼ることなくテクノロジーを駆使し、社内のデジタル化を進めることが大切になってくるわけです。
つまり、次世代に対応すべく企業文化や風土を変革する必要があります。
その手始めにRPAの導入を検討いただき、SEにも頼らないで自動化できるロボパットがRPAのなかでもおすすめです。